ディズニー・ロルカナは、カードゲーム初心者でも楽しめるファンタジー冒険ゲームです。このガイドでは、これからゲームを始めるあなたが最初に知っておくべきルールを、わかりやすく説明します。
ロルカナでは、プレイヤーはロルカナという世界の魔法使いになり、魔法を使ってキャラクターを召喚します。ゲームを進める中で「ロア」と呼ばれるポイントを集めていき、20点のロアを最初に集めたプレイヤーが勝者となります。
つまり、ロルカナは「いかに効率よくロアを集めるか」を競うゲームなのです。相手プレイヤーを完全に倒すのではなく、ロアの獲得競争に勝つことを目指します。
ロルカナをプレイするには、以下のものを用意しましょう。
デッキ:最低60枚のカードで構成されたあなたの切り札です。60枚ちょうどが目安ですが、それ以上でも構いません。同じカードは基本的に4枚までしか入れられません。カードの色は最大2種類まで組み合わせることができます。
ロアトラッカー:自分が集めたロアのポイント数を記録するためのもの。紙とペンでも大丈夫です。
ダメージカウンター:キャラクターが受けたダメージを記録します。こちらも簡単なメモで問題ありません。
プレイスペース:テーブルの上にカードを置くスペースが必要です。デッキ、手札、場(フィールド)、インクウェル、捨て札などが配置できるゆったりしたスペースを確保しましょう。
ゲーム開始前に、プレイヤー同士でサイコロなどで先攻と後攻を決めます。その後、各プレイヤーがデッキをシャッフルして、7枚のカードを引きます。この時点で「マリガン」という初期手札の調整が1回だけ可能です。手札に満足できない場合は、好きな枚数を裏向きのままデッキの下に戻して、足りなくなった分だけ引き直すことができます。引き直した後はデッキを切り直します。
ロルカナのターンは、大きく分けて2つのフェーズで構成されています。それぞれの手順を理解することが、ゲーム理解の第一歩です。
ビギニングフェーズ(開始フェーズ)
ターンが始まったら、最初にビギニングフェーズを行います。ここでは3つのステップを順に実行します。
1つ目は「レディステップ」です。場に出ているあなたのキャラクターやアイテム、そしてインクウェルに置かれているカードを、すべて縦向きの状態(「レディ状態」と呼びます)にリセットします。これにより、前のターンで使用したカードが再び使える状態になります。
2つ目は「セットステップ」です。ターン開始時に自動で発動する能力があれば、ここで処理します。
3つ目は「ドローステップ」です。デッキの一番上から1枚カードを引きます。ただし、先攻プレイヤーは自分の最初のターンではこのステップをスキップします。先に動ける先攻はそれだけで有利なため、バランス調整としてカードを1枚引けない仕組みになっています。
メインフェーズ
ビギニングフェーズが終わったら、メインフェーズに移ります。ここはロルカナの中で最も自由度が高いフェーズです。以下のアクションを、好きな順番で何度でも行えます(ただし例外あり)。
まず「インクを置く」アクションがあります。手札から1枚を選んで、裏向きのままインクウェルに追加します。これは「インク」と呼ばれるマナのようなリソースで、カードをプレイするために必要です。ただし、インクウェルへのカード追加は1ターンに1回までです。義務ではないので、手札を温存するためにあえて置かない選択もできます。
次に「カードをプレイ」できます。手札から表向きにしてカードを場に出し、そのカードに書かれたコスト分のインクを支払います。キャラクターはここで召喚され、場に残ります。ただし、出したばかりのキャラクターはそのターンの間、クエストやチャレンジができません(ラッシュ持ちは例外)。いわゆる「インクが乾いていない(ドライ)」状態です。一方アイテムは、出したターンからすぐに使えます。アクションカードは場に出して効果を発揮した後、すぐに捨て札に置かれます。
「クエスト」と「チャレンジ」は、ロルカナ特有の行動システムです。これらについては後で詳しく説明します。
また、場に出ているキャラクターやアイテムが特殊な能力を持っていれば、その能力を発動させることもできます。
メインフェーズで行いたい行動がすべて終わったら、「ターン終了を宣言」して、相手プレイヤーのターンに移ります。
ロルカナで何かをするには「インク」が必要です。インクはゲームの中心的なリソースで、その仕組みを理解することが非常に重要です。
手札のカードをインクウェルに置くことで、インクを増やしていきます。インクウェルに置かれたカードは裏向きのままになり、ゲーム終了まで表向きに戻すことはできません。つまり、カードをインク化すると、そのカードはそのゲームではプレイできなくなるということです。
カードをプレイする際には、そのカード左上に書かれた数字分のインクを支払う必要があります。例えば、インクコストが3のカードをプレイしたければ、インクウェルのレディ状態(縦向き)のカードを3枚エグザート(横向きに)して支払います。支払ったカードがなくなるわけではなく、次のターンのレディステップで縦向きに戻り、また使えるようになります。
毎ターン1枚ずつインクを増やすことができるので、ゲームが進むにつれてプレイできるカードの数と強さが増していきます。これがロルカナ特有のゲームテンポを作り出しています。
ロルカナでロアを集める主な方法は、キャラクターに「クエスト」を行わせることです。クエストは冒険への旅立ちを意味し、キャラクターが新しい目標に向かう場面をイメージします。
クエストを実行するには、場にあるレディ状態(縦向き)のキャラクターを横向きにします。この横向きの状態を「エグザート」と呼びます。獲得できるロアは、そのキャラクターのカードに描かれたロア値(ひし形マークの数)の分です。攻撃力ではない点に注意してください。獲得したロアはロアトラッカーに記録します。
ここで大事なポイントは、クエストを実行したキャラクターは横向きになるので、次のターンのビギニングフェーズで縦向きに戻されるまで、再びクエストやチャレンジを実行できないということです。つまり、キャラクターの行動は計画的に行う必要があります。
一方、相手プレイヤーのキャラクターを攻撃したいときは「チャレンジ」を使います。これはロルカナ版の戦闘システムです。自分の場にあるレディ状態のキャラクターをエグザート状態にして、相手の場にあるエグザート状態のキャラクターやロケーションに対して攻撃を仕掛けます。
チャレンジが起きると、攻撃側と防御側のキャラクターは、それぞれ自分の攻撃力の値分のダメージを相手に同時に与え合います。つまり攻撃した側も返しのダメージを受けます。受けたダメージはダメージカウンターで記録され、ターンをまたいでも残り続けます。蓄積ダメージが意志力(耐久力)の値以上になったキャラクターは退場(バニッシュ)し、捨て札に置かれます。
なお、チャレンジ時に相手のキャラクターを選ぶときにも、ルールがあります。相手が優先的に選ばなければならないキャラクターがいれば、そちらを優先しなければなりません。また、特定のキャラクターには回避能力があり、特殊な条件を持つキャラクターにしかチャレンジできないという場合もあります。
ロルカナの勝敗は、ロア集計によって決まります。
自分のロアが20点に到達した瞬間、あなたがゲームの勝者となります。複数人でプレイしている場合でも、誰かが20点に到達した時点でそのプレイヤーが勝利し、他のプレイヤーはその時点で敗北となります。
ゲームが長引き、どちらかのプレイヤーのデッキがなくなってしまった場合はどうなるでしょうか。ドローが必要な時点でデッキが空のときは、その時点でゲームに負けてしまいます。これを回避するためには、定期的にインクを置いてデッキから引き続けるか、ゲームを早めに決着させるかの判断が必要になります。
ロルカナを始めたばかりの人が、よく混乱する場面があります。これら3つのポイントを事前に理解しておくと、スムーズにゲームを進められます。
1:インクウェルにカードを置く戦略的な判断
インクウェルに置いたカードは二度とプレイできなくなります。つまり、強いカードをインクに使ってしまうと、そのカードの効果を使うチャンスを失うということです。初心者は「インクが足りないから何か置こう」と安易にカードを置いてしまいがちですが、実際には「このカードをインクにして本当に大丈夫か」という判断が重要です。強いカードはなるべく手札に残しておき、使えないカードをインクに回すという戦略的な判断が必要です。
2:クエストとチャレンジの使い分け
クエストは確実にロアを獲得できます。一方、チャレンジは相手キャラクターの排除が目的で、ロアは直接は獲得しません。初心者は「敵を倒すことがゲームの目的」だと思い込んでしまい、ロア獲得よりもチャレンジを優先してしまうことがあります。しかし、本当の目的はロア20点の獲得です。効率よくロアを集めることに注力する方が、ゲーム全体の勝利に繋がります。
3:キャラクターがエグザート状態から回復するタイミング
エグザート状態のキャラクターは、次のターン開始時のレディステップで自動的に縦向きに戻ります。このタイミングを見逃すと、「あ、そのキャラクター実はもう使える」という気付きが遅れがちです。毎ターン開始時に自分のキャラクターをしっかり確認して、どのキャラクターが再び行動可能になったかを把握することが大切です。特に複数のキャラクターが場に出ている場合は、把握しづらいので注意が必要です。
ロルカナは、一度ルールを理解してしまえば、非常に遊びやすいゲームです。最初は複雑に感じるかもしれませんが、何度かプレイしているうちに自然とルールが身につきます。このガイドを参考に、ロルカナの世界へ足を踏み出してください。
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